日鉄ラス(Nラス)は、当社の技術により開発した独創的な左官下地材です。 縦横に組まれた鉄線に丈夫なクラフト紙が挟み込まれ、さらに裏打紙と一体化した、軽いボード状の日鉄ラス(Nラス)は、その強さ、加工性の良さで、断然他を圧した左官下地材です。日鉄ラス(Nラス)を使用したモルタル壁は、実に多くの長所を備えており、その実力は皆様から高く評価されております。 |
日鉄ラス(Nラス)を使ったモルタル壁はなぜ強いのか。
日鉄ラス(Nラス)は・・・ 日鉄ラス(Nラス)は1.6mm、2.0mmという今までのラスにない太い鉄線を使い、その縦横の交点は全てスポット溶接されている強いラス材です。また、亜鉛引鉄線を使用していますので、ラスの腐蝕を防止し、一般ラス材に比ベモルタル壁のはく落 を長期間防止します。 |
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クラフト紙の孔から・・・ クラフト紙の孔から押し出されたモルタルが、しっかりと鉄線をかかえ込み、強い足がかりをつくります。また日鉄ラス(Nラス)には、ステープルを打ちつける位置に波づけがほどこされていて、鉄線はモルタルの中に完全につつみ込まれます。こうした特殊な日鉄ラス(Nラス)の構造は、モルタルとラスの付着強度が強く、いうなれば 《鉄筋モルタル壁》をつくり出します。 |
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日鉄ラス(Nラス)は・・・ 湿式通気工法に最適で、通気胴縁にステープルで止め付けるだけで下地が完成する工期のすばやさと、1.6mmと2.0mmの亜鉛メッキ鉄線で構成された強い構造で、補助胴縁の施工が不要と、日鉄ラス(Nラス)ならではのすぐれた特長です。 |
こうした合理的な日鉄ラス(Nラス)の構造はモルタル壁のキレツを最少限度にくい止め長持ちさせる。
波づけが施されているので・・・ 日鉄ラス(Nラス)には、ステープルを打ちつける位置に波づけが施されていて、鉄線はモルタルの中に包みこまれます。またクラフト紙の孔から押し出されたモルタルがしっかりと鉄線をかかえ込み強い足掛けをつくります。 |
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日鉄ラス(Nラス)壁は・・・ 日鉄ラス(Nラス)壁は、鉄筋モルタル壁ともいうべき強い壁をつくりだします。 |
普及タイプ
日鉄ラス(Nラス)は、縦4cm,横5cmの間隔に1.6mmの亜鉛引鉄線、さらに横15cm間隔に2.0mmの補強亜鉛引鉄線を、特殊スポット溶接で網状に組み、鉄線の間に孔あきの丈夫なクラフト紙がはさみ込まれ、さらに、防水性のある良質のターポリン紙で裏打ちされています。 |
製品名 | 記号 | 寸法 | 質量 |
1枚当りの |
坪当たり の枚数 | 1枚当りの 製品重量 |
梱包 | |
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梱包数量 | 梱包質量 | |||||||
日鉄ラス | NA-11880 | 708×1910mm | 0.84 | 1.21m² | 3枚 | 1.5Kg | 20枚 | 30kg |
●パネル全体図 |
●構造の説明図 |
日鉄ラス(Nラス)を通気工法以外(モルタル直塗り工法)でご使用される場合のご注意
2009年10月1日以降に引きわたされる新築住宅に関して、国土交通省より住宅瑕疵担保履行法が施工されました。この事を受け、この法律に基づく国土交通大臣認定の保険機構の施工仕様書が作成されました。その仕様書によりますと、モルタル直塗りの場合は、下地の防水紙はアスファルトフェルト430以上を使用する事とされており、弊社日鉄ラス(Nラス)を、直接柱に施工した場合、上記保険機構の保証対象にならない恐れがあります。ご使用の際は、予め関係部門にご確認をお願いいたします。 *通気工法で通気胴縁に直接取り付ける場合は問題ありません。 |